安息香酸 (BENZOIC ACID)
よく配合される製品タイプ
概要
BENZOIC ACID is a naturally occurring aromatic carboxylic acid found in many plants and fruits, also produced synthetically for commercial use. In cosmetics, it serves dual roles as a preservative against bacteria, yeast, and molds, and as a fragrance component contributing to sweet, balsamic scent notes. The EU permits benzoic acid in cosmetics at a maximum of 0.5% for leave-on products and 2.5% for rinse-off products; Japan permits its use with defined concentration limits, and the US allows it under cosmetic preservative provisions. Benzoic acid is most effective as a preservative at acidic pH (below 5.5), where it exists predominantly in its undissociated antimicrobial form.
別名: Benzoic Acid、Benzenecarboxylic Acid、E210 (food additive)、Carboxybenzene
主な効果・肌への働き
この成分は主に香りづけや使用感の調整に用いられ、肌への直接的な美容効果を目的とする成分ではありません。 英国では安全性上の懸念から化粧品への配合が禁止されています。
参考研究
- • CIR Expert Panel – safety assessment of benzoic acid in cosmetics
肌相性評価
コメドジェニック評価(毛穴詰まり)
化粧品使用濃度ではコメドジェニック性なし。
出典: CIR Expert Panel; cosmetic dermatology consensus
刺激性評価
濃度と処方に応じてスコア1〜2。フレグランス成分に敏感な個人で接触アレルギーが報告されている。EUではリーブオン製品の0.01%超でフレグランスアレルゲン表示義務あり。
出典: CIR Expert Panel; contact dermatitis literature
一般的な配合濃度
一般範囲
0.1–2.5%
最適濃度
0.5% (leave-on); up to 2.5% (rinse-off)
実際の配合量は、製品タイプや目的、各地域の規制条件に応じて調整されます。 英国向けの化粧品には配合できません。
相性の良い成分 / 注意が必要な組み合わせ
相性の良い成分
注意が必要な組み合わせ
保湿成分や整肌成分、一般的なベース処方とは組み合わせやすい傾向があります。 一部の成分や高活性処方では、刺激感や安定性の変化に注意が必要です。 英国では化粧品成分として使用できません。
よく配合される製品
グローバル規制サマリー
主要な国際市場における現在のステータス概要。
地域別の詳細ステータス
🌍 規制が国によって異なる理由
地域ごとの規制差は、安全性評価の考え方や用途分類、公表制度の違いによって生じます。 英国では化粧品への配合が禁止されています。 EU、日本、米国では現時点で化粧品成分として使用が認められています。 韓国は公開情報が限定的で、最新の公的資料による個別確認が必要です。
規制分析
地域間の一致度
イギリスでは禁止されていますが、EU・アメリカ・日本では使用が認められています。
カテゴリ内の位置づけ
同じ香料カテゴリには122種の成分が登録されています。そのうち100%はいずれかの主要市場で禁止されています。
規制の厳しさ
🌿 由来・天然源
多くの植物や果物、特にクランベリー、プルーン、プラム、シナモンの樹皮、クローブに天然に含まれる。ハチミツや乳製品にも存在。安息香樹の安息香樹脂は豊富な源。
🏭 製造方法
工業的にはトルエンをコバルト・マンガン触媒で空気酸化する液相酸化で製造される。16世紀に安息香樹脂から昇華法で初めて合成された。
💄 化粧品での用途
主に香りづけと防腐などの目的で化粧品に配合されます。 ただし、英国向け化粧品には配合できません。
🔬 その他の用途
食品保存料(E210)、医薬品製造、安息香酸ナトリウムなどの化合物の原料、塗料用アルキド樹脂の製造に使用される。
💡 豆知識
- •食品に許可された最初の保存料であり、今日でも最も広く使われている保存料の一つ
- •名前の由来はシルクロードで取引されていた東南アジアの樹木から得られる芳香性樹脂「安息香」
- •猫は安息香酸を効率的に代謝できないため、キャットフードでは使用量を注意深く制限する必要がある
データソース
- •EU Cosmetics Regulation Annex V/1 (preservatives)
- •CIR Expert Panel safety assessment of benzoic acid
- •FDA cosmetic preservative database
- •Japan MHLW cosmetic ingredient database
最終データ確認: 2026-04-12
関連成分
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よくある質問(FAQ)
この成分はどんな化粧品に使われていますか?
主に香料の目的で化粧品に配合されており、香水、フレグランス製品などの製品に含まれています。このほか、ph adjustersや防腐剤(製品の品質保持)としての働きもあります。
安息香酸の規制状況を教えてください
この成分はイギリスでは化粧品への使用が禁止されています。一方、EU・日本・アメリカでは使用が認められています。
この成分が使えない場合、代わりに何が使われますか?
規制がある地域では、同じような効果を持つ別の成分に置き換えられることが一般的です。香料の機能を持つ代替成分は複数存在します。購入時にはお住まいの国の規制に適合した製品を選ぶようにしましょう。
この成分の規制情報はどこで確認できますか?
各国の公式サイトで最新の規制情報を確認できます。EUはCosIngデータベース、アメリカはFDAの化粧品ページ、日本は厚生労働省の化粧品基準、韓国はMFDS(食品医薬品安全処)が主な情報源です。このサイトの情報は定期的に更新していますが、最新の規制状況は公式ソースでご確認ください。
免責事項
当サイトの情報は教育および情報提供のみを目的としており、医学的アドバイスを意図したものではありません。政府の公式データベースに基づき正確を期していますが、化粧品規制は頻繁に変更されます。コンプライアンスについては、常に専門家に相談するか、最新の公式規制文書を参照してください。当サイトの情報に基づいて行われたいかなる行動についても、当社は責任を負いません。