チオグリコール酸アンモニウム (AMMONIUM THIOGLYCOLATE)
よく配合される製品タイプ
概要
Ammonium thioglycolate is the primary active ingredient in permanent wave (perm) and hair-straightening solutions. It works by reducing disulfide bonds in hair keratin, allowing the hair to be reshaped. The EU restricts it under Annex III; Japan permits it with concentration limits. It can cause significant scalp and skin irritation at working concentrations.
別名: ammonium mercaptoacetate、thioglycolic acid ammonium salt、ammonium 2-mercaptoacetate
主な効果・肌への働き
この成分は主にヘアケアや染毛用途で使われる成分で、スキンケア上の直接的なメリットは限定的です。 EUでは安全性上の懸念から化粧品への配合が禁止されています。
参考研究
- • CIR Expert Panel – Safety Assessment of Thioglycolic Acid and its Salts: Assessed safe at EU-regulated concentrations with proper use instructions
- • EU Annex III/2a: Specifies concentration limits by product type for hair waving/straightening and depilatories
肌相性評価
コメドジェニック評価(毛穴詰まり)
コメドジェニック性なし。高pHでのパーマ・縮毛矯正に使用される水性還元剤。
出典: CIR Expert Panel safety assessment
刺激性評価
パーマおよび脱毛用途で使用される機能濃度では頭皮と皮膚への顕著な刺激性。pHおよび濃度管理が必要。
出典: CIR Expert Panel; EU Annex III classification
一般的な配合濃度
一般範囲
1–8% (as thioglycolic acid equivalent)
最適濃度
Varies by EU Annex III/2a product category
実際の配合量は、製品タイプや目的、各地域の規制条件に応じて調整されます。 EU向けの化粧品には配合できません。 英国向け製品では上限濃度や使用条件の確認が必要です。
相性の良い成分 / 注意が必要な組み合わせ
相性の良い成分
組み合わせを避けたい成分
保湿成分や整肌成分、一般的なベース処方とは組み合わせやすい傾向があります。 避けた方がよい組み合わせがあるため、併用時は相互作用を確認してください。 EUでは化粧品成分として使用できません。
よく配合される製品
グローバル規制サマリー
主要な国際市場における現在のステータス概要。
地域別の詳細ステータス
🌍 規制が国によって異なる理由
地域ごとの規制差は、安全性評価の考え方や用途分類、公表制度の違いによって生じます。 EUでは化粧品への配合が禁止されています。 英国では濃度や剤型、使用条件に制限があります。 日本と米国では現時点で化粧品成分として使用が認められています。 韓国は公開情報が限定的で、最新の公的資料による個別確認が必要です。
規制分析
地域間の一致度
EUでは禁止されていますが、アメリカ・日本では使用が認められています。
カテゴリ内の位置づけ
同じ除毛カテゴリには17種の成分が登録されています。そのうち100%はいずれかの主要市場で禁止されています。
規制の厳しさ
🌿 由来・天然源
天然には存在しない。チオグリコール酸とアンモニアの合成塩。ただしチオグリコール酸自体は一部の生体系に微量存在する。
🏭 製造方法
チオグリコール酸をアンモニア(水酸化アンモニウム)で中和して製造される。チオグリコール酸はクロロ酢酸と水硫化ナトリウムの反応で得られる。
💄 化粧品での用途
主に除毛、パーマ・縮毛矯正、還元などの目的で化粧品に配合されます。 ただし、EU向け化粧品には配合できません。
🔬 その他の用途
皮革加工、ゴム製造、分析化学の化学試薬として使用される。一部の脱毛(除毛)クリームにも使われる。
💡 豆知識
- •ほとんどのパーマ液の有効成分で、髪のケラチンのジスルフィド結合を切断して作用する
- •髪をカールさせるのと同じ化学反応で髪をまっすぐにもできる。縮毛矯正も同様のチオグリコール酸系の化学反応を使う
- •パーマ液の独特の強い臭いは、この成分に含まれるアンモニアと硫黄化合物によるもの
データソース
- •EU Cosmetics Regulation 1223/2009 Annex III entry 2a
- •CIR Expert Panel – Safety Assessment of Thioglycolic Acid and Salts
- •Japan MHLW – hair perm concentration limits
最終データ確認: 2026-04-16
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よくある質問(FAQ)
チオグリコール酸アンモニウムはEUとアメリカで扱いが違うのはなぜですか?
EUでは「疑わしいものは禁止」という予防原則に基づいて、この成分の化粧品への使用を禁止しています。一方、アメリカのFDAは「禁止するだけの十分な証拠がない」として使用を認めています。同じ成分でも、各国の規制機関がリスクをどう評価するかによって判断が分かれることがあります。
チオグリコール酸アンモニウムは日本の化粧品に入っていても大丈夫ですか?
日本の厚生労働省はこの成分を独自に評価し、化粧品への使用を許可しています。EUでは禁止されていますが、これは各国の規制基準や評価手法の違いによるものです。気になる場合は、成分表示を確認したうえでお使いいただくのがおすすめです。
この成分はどんな化粧品に使われていますか?
主に除毛の目的で化粧品に配合されており、除毛クリーム、脱毛製品などの製品に含まれています。このほか、パーマ・縮毛矯正や還元としての働きもあります。
チオグリコール酸アンモニウムの規制状況を教えてください
この成分はEUでは化粧品への使用が禁止されています。イギリスでは配合量や使用条件に制限があります。一方、日本・アメリカでは使用が認められています。
この成分が使えない場合、代わりに何が使われますか?
規制がある地域では、同じような効果を持つ別の成分に置き換えられることが一般的です。除毛の機能を持つ代替成分は複数存在します。購入時にはお住まいの国の規制に適合した製品を選ぶようにしましょう。
この成分の規制情報はどこで確認できますか?
各国の公式サイトで最新の規制情報を確認できます。EUはCosIngデータベース、アメリカはFDAの化粧品ページ、日本は厚生労働省の化粧品基準、韓国はMFDS(食品医薬品安全処)が主な情報源です。このサイトの情報は定期的に更新していますが、最新の規制状況は公式ソースでご確認ください。
免責事項
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