ジエタノールアミン (DIETHANOLAMINE)
よく配合される製品タイプ
概要
Diethanolamine (DEA) is banned in EU cosmetics since 2013 (SCCS/1500/12) due to concerns about nitrosamine formation and liver tumors observed in animal studies. The US FDA issued a safety advisory, and it is listed on California's Proposition 65. Japan restricts its use. Many DEA-derivative compounds (e.g., cocamide DEA) are regulated separately.
別名: DEA、2,2'-iminobisethanol、bis(2-hydroxyethyl)amine、diolamine
主な効果・肌への働き
この成分は主に処方の安定化や使い心地の調整を目的に配合されます。 EUと英国では安全性上の懸念から化粧品への配合が禁止されています。
参考研究
- • SCCS/1500/12 (2012): SCCS opinion that led to EU ban of DEA in cosmetics
- • NTP Carcinogenesis Studies of Diethanolamine (1999): Hepatocellular carcinomas in mice following dermal exposure; basis for Prop 65 listing
肌相性評価
コメドジェニック評価(毛穴詰まり)
コメドジェニック性なし。現在EU化粧品で制限されている界面活性剤・乳化剤。
出典: EU Regulation 2013/674/EU; CIR Expert Panel
刺激性評価
中程度の刺激性と感作性の懸念あり。DEAはニトロソ化不純物と反応してN-ニトロソジエタノールアミン(NDELA、発がん性の可能性あり)を形成しうる。EUはこの懸念から化粧品でのDEA使用を制限(規則2013/674/EU)。一般的な処方濃度では皮膚刺激は軽度。
出典: EU Regulation 2013/674/EU; SCCS/1463/12; CIR Expert Panel re-evaluation
一般的な配合濃度
一般範囲
Not applicable (banned in EU/UK)
最適濃度
Not applicable
実際の配合量は、製品タイプや目的、各地域の規制条件に応じて調整されます。 EUと英国向けの化粧品には配合できません。
相性の良い成分 / 注意が必要な組み合わせ
組み合わせを避けたい成分
組み合わせの可否は処方全体の安定性と刺激性を見ながら判断する必要があります。 避けた方がよい組み合わせがあるため、併用時は相互作用を確認してください。 EUと英国では化粧品成分として使用できません。
よく配合される製品
グローバル規制サマリー
主要な国際市場における現在のステータス概要。
地域別の詳細ステータス
🌍 規制が国によって異なる理由
地域ごとの規制差は、安全性評価の考え方や用途分類、公表制度の違いによって生じます。 EUと英国では化粧品への配合が禁止されています。 日本と米国では現時点で化粧品成分として使用が認められています。 韓国は公開情報が限定的で、最新の公的資料による個別確認が必要です。
最近の規制変更
- • EU委員会決定2013/674/EU:2013年12月よりDEAの化粧品使用が禁止
規制分析
地域間の一致度
EU・イギリスでは禁止されていますが、アメリカ・日本では使用が認められています。
カテゴリ内の位置づけ
同じpH調整カテゴリには41種の成分が登録されています。そのうち100%はいずれかの主要市場で禁止されています。
規制の厳しさ
🌿 由来・天然源
合成化合物。自然界には存在しない。
🏭 製造方法
エチレンオキシドとアンモニアの反応により生産され、蒸留により分離されるエタノールアミン混合物が得られる。
💄 化粧品での用途
かつてシャンプーの泡立ちを良くする成分として使われていた。現在はEU化粧品への直接使用が禁止されている。カリフォルニア州では発がんリスクの可能性がある物質として記載。
🔬 その他の用途
洗剤、除草剤、ガス処理の化学中間体として使われている。金属加工液にも使用される。
💡 豆知識
- •1998年の国家毒性プログラム研究でDEAに暴露されたマウスに肝腫瘍が見つかり、カリフォルニアProp 65リストに掲載された
- •EUはDEAを化粧品で禁止したが、その誘導体(例:コカミドDEA)は純度要件付きで許可している
- •DEAは亜硝酸塩と反応して発がん性ニトロソアミンを形成する可能性があり、TEAと類似している
データソース
- •EU Cosmetics Regulation 1223/2009 Annex II entry 411
- •SCCS/1500/12 (2012) – SCCS opinion on DEA
- •NTP Carcinogenesis Studies of Diethanolamine (1999)
- •EU Commission Decision 2013/674/EU
最終データ確認: 2026-04-16
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よくある質問(FAQ)
ジエタノールアミンはEUとアメリカで扱いが違うのはなぜですか?
EUでは「疑わしいものは禁止」という予防原則に基づいて、この成分の化粧品への使用を禁止しています。一方、アメリカのFDAは「禁止するだけの十分な証拠がない」として使用を認めています。同じ成分でも、各国の規制機関がリスクをどう評価するかによって判断が分かれることがあります。
ジエタノールアミンは日本の化粧品に入っていても大丈夫ですか?
日本の厚生労働省はこの成分を独自に評価し、化粧品への使用を許可しています。EUでは禁止されていますが、これは各国の規制基準や評価手法の違いによるものです。気になる場合は、成分表示を確認したうえでお使いいただくのがおすすめです。
この成分はどんな化粧品に使われていますか?
主にpH調整剤の目的で化粧品に配合されており、さまざまな化粧品・パーソナルケア製品などの製品に含まれています。
ジエタノールアミンの規制状況を教えてください
この成分はEU・イギリスでは化粧品への使用が禁止されています。一方、日本・アメリカでは使用が認められています。
この成分が使えない場合、代わりに何が使われますか?
規制がある地域では、同じような効果を持つ別の成分に置き換えられることが一般的です。pH調整剤の機能を持つ代替成分は複数存在します。購入時にはお住まいの国の規制に適合した製品を選ぶようにしましょう。
この成分の規制情報はどこで確認できますか?
各国の公式サイトで最新の規制情報を確認できます。EUはCosIngデータベース、アメリカはFDAの化粧品ページ、日本は厚生労働省の化粧品基準、韓国はMFDS(食品医薬品安全処)が主な情報源です。このサイトの情報は定期的に更新していますが、最新の規制状況は公式ソースでご確認ください。
免責事項
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