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水酸化ナトリウム (SODIUM HYDROXIDE)

INCI名 SODIUM HYDROXIDE
CAS番号 1310-73-2
🇪🇺 使用禁止
🇺🇸 使用可
🇯🇵 使用可
🇰🇷 データなし
🇬🇧 制限あり

よく配合される製品タイプ

🧴保湿ケア🫧洗浄料💇ヘアケア🧼石けん・ボディソープ

概要

Sodium hydroxide (NaOH, lye/caustic soda) is a strong alkali used as a pH adjuster in cosmetics and as the saponification agent in bar soap making. At high concentrations it is caustic and corrosive, but in finished cosmetic products it is neutralized to target pH and poses minimal risk. The EU restricts it under Annex III/15a with pH limits.

別名: caustic soda、lye、NaOH、sodium hydrate、soda lye

主な効果・肌への働き

この成分は主に処方の安定化や使い心地の調整を目的に配合されます。 EUでは安全性上の懸念から化粧品への配合が禁止されています。

参考研究

  • CIR Expert Panel – Safety Assessment of NaOH: Safe in cosmetics when formulated to final pH ≤11; concentration as adjuster is minimal in finished products
  • EU Annex III/15a: Restricts NaOH with product-type specific final pH limits

肌相性評価

コメドジェニック評価(毛穴詰まり)

0/5

コメドジェニック性なし。処方工程でpH調整剤としてのみ使用される強塩基。

出典: CIR Expert Panel; physicochemical properties

刺激性評価

4/5

スコアは濃縮NaOHに適用(刺激性スケールで3〜4)。pH調整済み完成品処方の一般的な使用レベルでは、刺激性は通常スコア1。高濃度では極めて苛性。

出典: CIR Expert Panel; EU Annex III

一般的な配合濃度

一般範囲

0.01–0.5% as pH adjuster

最適濃度

Quantity sufficient to achieve target pH

実際の配合量は、製品タイプや目的、各地域の規制条件に応じて調整されます。 EU向けの化粧品には配合できません。 英国向け製品では上限濃度や使用条件の確認が必要です。

相性の良い成分 / 注意が必要な組み合わせ

相性の良い成分

fatty acids (saponification)pH buffering agents

組み合わせを避けたい成分

concentrated acids

注意が必要な組み合わせ

acidic actives (neutralization at point of addition)

保湿成分や整肌成分、一般的なベース処方とは組み合わせやすい傾向があります。 一部の成分や高活性処方では、刺激感や安定性の変化に注意が必要です。 避けた方がよい組み合わせがあるため、併用時は相互作用を確認してください。 EUでは化粧品成分として使用できません。

よく配合される製品

Soaps(saponification agent)pH Adjusters in クリーム・ローションリラクサー製品洗顔料

グローバル規制サマリー

主要な国際市場における現在のステータス概要。

🚫 1カ国で禁止
⚠️ 1カ国で制限
✅ 3カ国で許可/その他

地域別の詳細ステータス

地域 ステータス 最大濃度 使用条件 出典
🇪🇺 EU 使用禁止 - - 公式 ↗
🇺🇸 アメリカ 使用可 - - 公式 ↗
🇯🇵 日本 使用可 - - 公式 ↗
🇰🇷 韓国 不明 - - 公式 ↗
🇬🇧 イギリス 制限あり - EU規制に準拠(III/15a) 公式 ↗

🌍 規制が国によって異なる理由

地域ごとの規制差は、安全性評価の考え方や用途分類、公表制度の違いによって生じます。 EUでは化粧品への配合が禁止されています。 英国では濃度や剤型、使用条件に制限があります。 日本と米国では現時点で化粧品成分として使用が認められています。 韓国は公開情報が限定的で、最新の公的資料による個別確認が必要です。

規制分析

地域間の一致度

規制判断が大きく分かれている

EUでは禁止されていますが、アメリカ・日本では使用が認められています。

カテゴリ内の位置づけ

同じpH調整カテゴリには41種の成分が登録されています。そのうち100%はいずれかの主要市場で禁止されています。

規制の厳しさ

1.EU禁止
2.イギリス制限あり
3.アメリカ許可
4.日本許可

🌿 由来・天然源

極めて高い反応性のため、純粋な形では天然には存在しない。ただしナトリウム化合物は自然界に豊富(海塩、鉱物堆積物)。歴史的には天然ソーダ灰から得られた。

🏭 製造方法

クロルアルカリ法で製造される。塩化ナトリウム(塩)の電解質溶液を電気分解し、同時に塩素ガスと水酸化ナトリウムを生成する。年間約7000万トンが生産される。

💄 化粧品での用途

主にpH調整と変性などの目的で化粧品に配合されます。 ただし、EU向け化粧品には配合できません。

pH調整 変性

🔬 その他の用途

石鹸・洗剤製造、製紙パルプ化、食品加工(プレッツェルの皮、オリーブの灰汁抜き、ココア加工)、排水管洗浄、水処理、石油精製に使用される。

💡 豆知識

  • 伝統的な石鹸づくりで使われる「苛性ソーダ」がこの水酸化ナトリウム。けん化と呼ばれるこの工程は5000年以上の歴史がある
  • プレッツェルの独特の黒く光沢のある皮は、焼く前に水酸化ナトリウム溶液に浸すことで生まれる
  • 北欧の伝統料理「ルーテフィスク」は干しダラを水酸化ナトリウム水溶液に数日間浸して作る

データソース

  • EU Cosmetics Regulation 1223/2009 Annex III entry 15a
  • CIR Expert Panel – Safety Assessment of Sodium Hydroxide

最終データ確認: 2026-04-16

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よくある質問(FAQ)

水酸化ナトリウムはEUとアメリカで扱いが違うのはなぜですか?

EUでは「疑わしいものは禁止」という予防原則に基づいて、この成分の化粧品への使用を禁止しています。一方、アメリカのFDAは「禁止するだけの十分な証拠がない」として使用を認めています。同じ成分でも、各国の規制機関がリスクをどう評価するかによって判断が分かれることがあります。

水酸化ナトリウムは日本の化粧品に入っていても大丈夫ですか?

日本の厚生労働省はこの成分を独自に評価し、化粧品への使用を許可しています。EUでは禁止されていますが、これは各国の規制基準や評価手法の違いによるものです。気になる場合は、成分表示を確認したうえでお使いいただくのがおすすめです。

この成分はどんな化粧品に使われていますか?

主にpH調整剤の目的で化粧品に配合されており、さまざまな化粧品・パーソナルケア製品などの製品に含まれています。このほか、変性剤としての働きもあります。

水酸化ナトリウムの規制状況を教えてください

この成分はEUでは化粧品への使用が禁止されています。イギリスでは配合量や使用条件に制限があります。一方、日本・アメリカでは使用が認められています。

この成分が使えない場合、代わりに何が使われますか?

規制がある地域では、同じような効果を持つ別の成分に置き換えられることが一般的です。pH調整剤の機能を持つ代替成分は複数存在します。購入時にはお住まいの国の規制に適合した製品を選ぶようにしましょう。

この成分の規制情報はどこで確認できますか?

各国の公式サイトで最新の規制情報を確認できます。EUはCosIngデータベース、アメリカはFDAの化粧品ページ、日本は厚生労働省の化粧品基準、韓国はMFDS(食品医薬品安全処)が主な情報源です。このサイトの情報は定期的に更新していますが、最新の規制状況は公式ソースでご確認ください。

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免責事項

当サイトの情報は教育および情報提供のみを目的としており、医学的アドバイスを意図したものではありません。政府の公式データベースに基づき正確を期していますが、化粧品規制は頻繁に変更されます。コンプライアンスについては、常に専門家に相談するか、最新の公式規制文書を参照してください。当サイトの情報に基づいて行われたいかなる行動についても、当社は責任を負いません。