ジエチレングリコール (DIETHYLENE GLYCOL)
よく配合される製品タイプ
概要
DIETHYLENE GLYCOL is a cosmetic ingredient primarily used for FRAGRANCE. It is commonly found in various cosmetic formulations and serves important functions in personal care products.
別名: DEG、Diglycol、2,2'-Oxydiethanol、Bis(2-hydroxyethyl) ether
主な効果・肌への働き
この成分は主に香りづけや使用感の調整に用いられ、肌への直接的な美容効果を目的とする成分ではありません。 EUでは安全性上の懸念から化粧品への配合が禁止されています。
肌相性評価
コメドジェニック評価(毛穴詰まり)
コメドジェニック性なし。外用化粧品成分としては使用されない。全身毒性のため制限・禁止。
出典: EU Cosmetics Regulation Annex II
刺激性評価
中程度の全身毒性リスク。ジエチレングリコールは経口摂取で急性腎臓・肝臓障害を引き起こす。プロピレングリコールの代替として製品中の表面汚染物質となった場合、致死的中毒を引き起こしている。EU化粧品で禁止。FDAが輸入警告を発行。外用刺激物質ではないが、重大な全身性ハザード。
出典: EU Cosmetics Regulation Annex II; FDA import alert 53-01; WHO safety assessment
一般的な配合濃度
一般範囲
N/A (banned)
最適濃度
N/A
実際の配合量は、製品タイプや目的、各地域の規制条件に応じて調整されます。 EU向けの化粧品には配合できません。 英国向け製品では上限濃度や使用条件の確認が必要です。
グローバル規制サマリー
主要な国際市場における現在のステータス概要。
地域別の詳細ステータス
🌍 規制が国によって異なる理由
地域ごとの規制差は、安全性評価の考え方や用途分類、公表制度の違いによって生じます。 EUでは化粧品への配合が禁止されています。 英国では濃度や剤型、使用条件に制限があります。 日本と米国では現時点で化粧品成分として使用が認められています。 韓国は公開情報が限定的で、最新の公的資料による個別確認が必要です。
規制分析
地域間の一致度
EUでは禁止されていますが、アメリカ・日本では使用が認められています。
カテゴリ内の位置づけ
同じ香料カテゴリには122種の成分が登録されています。そのうち100%はいずれかの主要市場で禁止されています。
規制の厳しさ
🌿 由来・天然源
天然には存在しない。エチレングリコール製造の副産物として得られる合成有機化合物。
🏭 製造方法
エチレンオキシドと水からエチレングリコールを製造する際の副産物として生成される。エチレングリコールがさらにエチレンオキシドと反応して形成される。
💄 化粧品での用途
主に香りづけ、溶剤、粘度調整などの目的で化粧品に配合されます。 ただし、EU向け化粧品には配合できません。
🔬 その他の用途
不凍液、ブレーキ液、印刷インクの溶剤、ポリエステル樹脂・可塑剤の製造に使用される。タバコ製品の保湿剤としても使われる。
💡 豆知識
- •ジエチレングリコールは史上最悪の集団中毒事件をいくつか引き起こした。医薬品でグリセリンの安価な代替品として使われ、数百人が死亡
- •1937年のアメリカ「スルファニルアミドエリキシル事件」(DEG汚染薬で107人死亡)がFDAの医薬品承認プロセス創設に直接つながった
- •2007年にはDEGが混入した歯磨き粉が複数国の製品で発見され、世界規模のリコールとなった
データソース
- •EU CosIng database — Annex II/1370, III/186
- •FDA import alerts on DEG-contaminated products
- •WHO safety assessment of diethylene glycol
最終データ確認: 2026-04-16
関連成分
ベンジルアルコール
BENZYL ALCOHOL
フタル酸ジブチル
DIBUTYL PHTHALATE
フタル酸ジエチルヘキシル
DIETHYLHEXYL PHTHALATE
アトラスシーダー樹皮油
CEDRUS ATLANTICA BARK OIL
レモン果皮油
CITRUS LIMON PEEL OIL
グレープフルーツ果皮油
CITRUS PARADISI PEEL OIL
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よくある質問(FAQ)
ジエチレングリコールはEUとアメリカで扱いが違うのはなぜですか?
EUでは「疑わしいものは禁止」という予防原則に基づいて、この成分の化粧品への使用を禁止しています。一方、アメリカのFDAは「禁止するだけの十分な証拠がない」として使用を認めています。同じ成分でも、各国の規制機関がリスクをどう評価するかによって判断が分かれることがあります。
ジエチレングリコールは日本の化粧品に入っていても大丈夫ですか?
日本の厚生労働省はこの成分を独自に評価し、化粧品への使用を許可しています。EUでは禁止されていますが、これは各国の規制基準や評価手法の違いによるものです。気になる場合は、成分表示を確認したうえでお使いいただくのがおすすめです。
この成分はどんな化粧品に使われていますか?
主に香料の目的で化粧品に配合されており、香水、フレグランス製品などの製品に含まれています。このほか、賦香剤(香りづけ)や溶剤としての働きもあります。
ジエチレングリコールの規制状況を教えてください
この成分はEUでは化粧品への使用が禁止されています。イギリスでは配合量や使用条件に制限があります。一方、日本・アメリカでは使用が認められています。
この成分が使えない場合、代わりに何が使われますか?
規制がある地域では、同じような効果を持つ別の成分に置き換えられることが一般的です。香料の機能を持つ代替成分は複数存在します。購入時にはお住まいの国の規制に適合した製品を選ぶようにしましょう。
この成分の規制情報はどこで確認できますか?
各国の公式サイトで最新の規制情報を確認できます。EUはCosIngデータベース、アメリカはFDAの化粧品ページ、日本は厚生労働省の化粧品基準、韓国はMFDS(食品医薬品安全処)が主な情報源です。このサイトの情報は定期的に更新していますが、最新の規制状況は公式ソースでご確認ください。
免責事項
当サイトの情報は教育および情報提供のみを目的としており、医学的アドバイスを意図したものではありません。政府の公式データベースに基づき正確を期していますが、化粧品規制は頻繁に変更されます。コンプライアンスについては、常に専門家に相談するか、最新の公式規制文書を参照してください。当サイトの情報に基づいて行われたいかなる行動についても、当社は責任を負いません。