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サリチル酸 (SALICYLIC ACID)

INCI名 SALICYLIC ACID
CAS番号 69-72-7
🇪🇺 使用禁止
🇺🇸 使用可
🇯🇵 使用可
🇰🇷 制限あり
🇬🇧 制限あり

よく配合される製品タイプ

💇ヘアケア美容液🌸香料・香水🛡️防腐・抗菌☀️角質ケア

概要

Salicylic acid is a beta-hydroxy acid (BHA) derived from willow bark that functions as a keratolytic exfoliant, acne treatment, and anti-seborrheic agent in cosmetics and over-the-counter drug products. Unlike alpha-hydroxy acids, its lipophilic (oil-soluble) nature allows it to penetrate into sebum-filled pores, where it dissolves the intercellular cement holding dead skin cells together and helps clear comedones. Clinical evidence supports its efficacy in reducing both non-inflammatory (blackheads, whiteheads) and inflammatory acne lesions at concentrations of 0.5-2%. Salicylic acid is regulated as an OTC drug active in the US and as a restricted cosmetic ingredient in the EU, with specific concentration and application limits due to its keratolytic potency.

別名: BHA、Beta Hydroxy Acid、2-Hydroxybenzoic acid、o-Hydroxybenzoic acid、Salicylate、Orthohydroxybenzoic acid

主な効果・肌への働き

この成分は、保湿や整肌、肌をなめらかに保つ目的で使われることがあります。 EUでは安全性上の懸念から化粧品への配合が禁止されています。

参考研究

  • Zander E & Weisman S (1992). Treatment of acne vulgaris with salicylic acid pads. Clinical Therapeutics, 14(2), 247-253. Demonstrated significant reduction in comedone and papule counts over 12 weeks.
  • Shalita AR (1989). Treatment of mild and moderate acne vulgaris with salicylic acid in an alcohol-detergent vehicle. Cutis, 44(2), 157-161. Confirmed 0.5-2% efficacy and tolerability.
  • Arif T (2015). Salicylic acid as a peeling agent: a comprehensive review. Clinical, Cosmetic and Investigational Dermatology, 8, 455-461. Reviewed evidence for keratolytic effects and acne treatment efficacy.

肌相性評価

コメドジェニック評価(毛穴詰まり)

0/5

コメドジェニック性なし。臨床的に面皰の軽減に使用される。

出典: Draelos ZD & DiNardo JC (2006). A re-evaluation of the comedogenicity concept. JAAD, 54(3), 507-512.

刺激性評価

2/5

軽度〜中程度の刺激の可能性。用量依存性あり。0.5〜2%のリーブオン製品では刺痛感、乾燥、皮むけが生じうる(特に敏感肌)。高濃度や他の角質除去剤との併用でリスク上昇。

出典: CIR Expert Panel (2003). Safety assessment of salicylic acid. International Journal of Toxicology, 22(Suppl 3), 1-108.

一般的な配合濃度

一般範囲

0.5-2%

最適濃度

1-2%

実際の配合量は、製品タイプや目的、各地域の規制条件に応じて調整されます。 EU向けの化粧品には配合できません。 英国と韓国向け製品では上限濃度や使用条件の確認が必要です。

相性の良い成分 / 注意が必要な組み合わせ

相性の良い成分

ナイアシンアミド (helps reduce redness and pore appearance)ヒアルロン酸 (offsets dryness)

注意が必要な組み合わせ

Retinol (cumulative irritation and skin barrier disruption risk)High-concentration AHA (combined exfoliation increases sensitivity and irritation)

保湿成分や整肌成分、一般的なベース処方とは組み合わせやすい傾向があります。 一部の成分や高活性処方では、刺激感や安定性の変化に注意が必要です。 EUでは化粧品成分として使用できません。

よく配合される製品

Acne 洗浄料BHA 化粧水Exfoliating 美容液部分用トリートメントフケ対策シャンプーChemical Peel Solutions

グローバル規制サマリー

主要な国際市場における現在のステータス概要。

🚫 1カ国で禁止
⚠️ 2カ国で制限
✅ 2カ国で許可/その他

地域別の詳細ステータス

地域 ステータス 最大濃度 使用条件 出典
🇪🇺 EU 使用禁止 - - 公式 ↗
🇺🇸 アメリカ 使用可 - - 公式 ↗
🇯🇵 日本 使用可 - - 公式 ↗
🇰🇷 韓国 制限あり 0.5% 3歳以下の子供用製品(シャンプーを除く)には使用禁止。ただし人体洗浄用・洗髪用製品は除く 公式 ↗
🇬🇧 イギリス 制限あり - EU規制に準拠(III/98) 公式 ↗

🌍 規制が国によって異なる理由

地域ごとの規制差は、安全性評価の考え方や用途分類、公表制度の違いによって生じます。 EUでは化粧品への配合が禁止されています。 英国と韓国では濃度や剤型、使用条件に制限があります。 日本と米国では現時点で化粧品成分として使用が認められています。

最近の規制変更

  • EU附属書III/98の改正により3歳未満の子供への使用が制限され、リーブオン製品の濃度が制限。
  • 米国FDA OTC医薬品審査により、サリチル酸のニキビ向け0.5〜2%でのカテゴリーI(安全かつ有効)を維持。

規制分析

地域間の一致度

規制判断が大きく分かれている

EUでは禁止されていますが、アメリカ・日本では使用が認められています。

カテゴリ内の位置づけ

同じ皮脂コントロールカテゴリには13種の成分が登録されています。そのうち100%はいずれかの主要市場で禁止されています。

規制の厳しさ

1.EU禁止
2.韓国制限あり
3.イギリス制限あり
4.アメリカ許可
5.日本許可

🌿 由来・天然源

ヤナギの樹皮(Salix属、名前の由来)、セイヨウナツユキソウ、ウィンターグリーンに含まれる。前駆体のサリシンはこれらの植物に天然に存在する。

🏭 製造方法

コルベ・シュミット反応により合成:フェノールが水酸化ナトリウムおよび二酸化炭素と圧力下で反応する。現代の生産は合成だが、Salix(ラテン語でヤナギ)にちなんで命名された。

💄 化粧品での用途

角質除去剤やニキビ治療に0.5~2%で使用される。油溶性のため、毛穴に浸透して皮脂や死んだ皮膚細胞を溶解する。BHA(ベータヒドロキシ酸)製品によく見られる。

皮脂コントロール 香料 ヘアケア(髪の調子を整える) 角質ケア 防腐 スキンケア(肌の調子を整える)

🔬 その他の用途

鎮痛剤(アスピリンはアセチルサリチル酸)、食品保存料、いぼ除去治療に使われている。

💡 豆知識

  • ヒポクラテスは紀元前400年頃に痛み緩和のためにヤナギの樹皮について記述したが、有効成分は1838年まで分離されなかった
  • アスピリン(アセチルサリチル酸)は1897年にバイエル社が胃の刺激を軽減するためにサリチル酸から開発した
  • スキンケアで一般的に使用される唯一のBHAであり、AHAには複数の酸(グリコール酸、乳酸など)が含まれる

関連する肌悩み

データソース

  • CIR Expert Panel (2003). Safety assessment of salicylic acid. International Journal of Toxicology, 22(Suppl 3).
  • Arif T (2015). Clinical, Cosmetic and Investigational Dermatology, 8, 455-461.
  • FDA 21 CFR Part 333 — Acne OTC drug monograph.
  • EU Cosmetics Regulation Annex III/98.
  • Draelos ZD & DiNardo JC (2006). JAAD, 54(3), 507-512.

最終データ確認: 2026-04-12

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よくある質問(FAQ)

サリチル酸はEUとアメリカで扱いが違うのはなぜですか?

EUでは「疑わしいものは禁止」という予防原則に基づいて、この成分の化粧品への使用を禁止しています。一方、アメリカのFDAは「禁止するだけの十分な証拠がない」として使用を認めています。同じ成分でも、各国の規制機関がリスクをどう評価するかによって判断が分かれることがあります。

サリチル酸は日本の化粧品に入っていても大丈夫ですか?

日本の厚生労働省はこの成分を独自に評価し、化粧品への使用を許可しています。EUでは禁止されていますが、これは各国の規制基準や評価手法の違いによるものです。気になる場合は、成分表示を確認したうえでお使いいただくのがおすすめです。

この成分はどんな化粧品に使われていますか?

主に脂漏防止剤の目的で化粧品に配合されており、さまざまな化粧品・パーソナルケア製品などの製品に含まれています。このほか、香料やヘアコンディショニング(髪の調子を整える)としての働きもあります。

サリチル酸の規制状況を教えてください

この成分はEUでは化粧品への使用が禁止されています。イギリス・韓国では配合量や使用条件に制限があります。一方、日本・アメリカでは使用が認められています。

この成分が使えない場合、代わりに何が使われますか?

規制がある地域では、同じような効果を持つ別の成分に置き換えられることが一般的です。脂漏防止剤の機能を持つ代替成分は複数存在します。購入時にはお住まいの国の規制に適合した製品を選ぶようにしましょう。

この成分の規制情報はどこで確認できますか?

各国の公式サイトで最新の規制情報を確認できます。EUはCosIngデータベース、アメリカはFDAの化粧品ページ、日本は厚生労働省の化粧品基準、韓国はMFDS(食品医薬品安全処)が主な情報源です。このサイトの情報は定期的に更新していますが、最新の規制状況は公式ソースでご確認ください。

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免責事項

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