塩化ストロンチウム (STRONTIUM CHLORIDE)
よく配合される製品タイプ
概要
Strontium chloride is an inorganic compound used as the active ingredient in sensitive skin and sensitive teeth products. It may help reduce nerve sensitivity by competing with calcium ions at nerve endings. The original Sensodyne formula contained strontium chloride. The EU restricts it under Annex III/57. Japan and the US permit its use.
別名: SrCl2、strontium dichloride、strontium(II) chloride
主な効果・肌への働き
この成分は、保湿や整肌、肌をなめらかに保つ目的で使われることがあります。 EUでは安全性上の懸念から化粧品への配合が禁止されています。
参考研究
- • Orchardson R & Gillam DG (2006): Review of strontium salts in dentine hypersensitivity treatment — mechanism involves tubule occlusion and nerve desensitization
- • Zhai H et al. (2006): Strontium nitrate/chloride topical application may reduce acute skin irritation in clinical studies
肌相性評価
コメドジェニック評価(毛穴詰まり)
コメドジェニック性なし。敏感肌向けおよび抗刺激処方に使用される。
出典: CIR Expert Panel; published anti-irritancy data
刺激性評価
刺激性なし。塩化ストロンチウムは化粧品で抗刺激剤として特に使用され、刺痛感や灼熱感などの神経媒介性感覚を軽減する。敏感肌集団の臨床試験で忍容性良好。
出典: Zhai & Maibach 2001 (Skin Research and Technology); CIR safety assessment
一般的な配合濃度
一般範囲
0.5–10% (as strontium chloride hexahydrate)
最適濃度
8–10% for sensitive toothpaste
実際の配合量は、製品タイプや目的、各地域の規制条件に応じて調整されます。 EU向けの化粧品には配合できません。 英国向け製品では上限濃度や使用条件の確認が必要です。
相性の良い成分 / 注意が必要な組み合わせ
相性の良い成分
注意が必要な組み合わせ
保湿成分や整肌成分、一般的なベース処方とは組み合わせやすい傾向があります。 一部の成分や高活性処方では、刺激感や安定性の変化に注意が必要です。 EUでは化粧品成分として使用できません。
よく配合される製品
グローバル規制サマリー
主要な国際市場における現在のステータス概要。
地域別の詳細ステータス
🌍 規制が国によって異なる理由
地域ごとの規制差は、安全性評価の考え方や用途分類、公表制度の違いによって生じます。 EUでは化粧品への配合が禁止されています。 英国では濃度や剤型、使用条件に制限があります。 日本と米国では現時点で化粧品成分として使用が認められています。 韓国は公開情報が限定的で、最新の公的資料による個別確認が必要です。
規制分析
地域間の一致度
EUでは禁止されていますが、アメリカ・日本では使用が認められています。
カテゴリ内の位置づけ
同じオーラルケアカテゴリには44種の成分が登録されています。そのうち100%はいずれかの主要市場で禁止されています。
規制の厳しさ
🌿 由来・天然源
ストロンチウムは天青石(硫酸ストロンチウム)やストロンチアナイト(炭酸ストロンチウム)に天然に含まれる。1790年に初めて発見されたスコットランドのストロンチアン村にちなんで命名された。
🏭 製造方法
炭酸ストロンチウムを塩酸に溶解して製造される。炭酸ストロンチウム自体は天青石の還元と浸出で得られる。
💄 化粧品での用途
主にオーラルケアと整肌などの目的で化粧品に配合されます。 ただし、EU向け化粧品には配合できません。
🔬 その他の用途
知覚過敏用歯磨き粉、花火(赤色)、照明弾、ガラス製造(ブラウン管)、一部の医薬品用途に使用される。
💡 豆知識
- •知覚過敏用歯磨き粉に使用が承認された最初の減感作用成分(シュミテクトは当初これを含んでいた)
- •ストロンチウム化合物は花火で鮮やかな赤色を生む。あの赤い閃光は励起したストロンチウム原子によるもの
- •放射性ストロンチウム90(核の死の灰)と周期表の近所にいるが、天然ストロンチウムは放射性ではなく完全に安全
関連する肌悩み
データソース
- •EU Cosmetics Regulation 1223/2009 Annex III entry 57
- •Orchardson R & Gillam DG (2006) – Dentine hypersensitivity review
- •Zhai H et al. (2006) – Strontium and skin irritation reduction
最終データ確認: 2026-04-16
関連成分
塩化亜鉛
ZINC CHLORIDE
アラントイン
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アラントインPABA
ALLANTOIN PABA
アンミ・マジュスエキス
AMMI MAJUS EXTRACT
フッ化カルシウム
CALCIUM FLUORIDE
カンナビジオール(大麻抽出)
CANNABIDIOL - DERIVED FROM EXTRACT OR TINCTURE OR RESIN OF CANNABIS
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よくある質問(FAQ)
塩化ストロンチウムはEUとアメリカで扱いが違うのはなぜですか?
EUでは「疑わしいものは禁止」という予防原則に基づいて、この成分の化粧品への使用を禁止しています。一方、アメリカのFDAは「禁止するだけの十分な証拠がない」として使用を認めています。同じ成分でも、各国の規制機関がリスクをどう評価するかによって判断が分かれることがあります。
塩化ストロンチウムは日本の化粧品に入っていても大丈夫ですか?
日本の厚生労働省はこの成分を独自に評価し、化粧品への使用を許可しています。EUでは禁止されていますが、これは各国の規制基準や評価手法の違いによるものです。気になる場合は、成分表示を確認したうえでお使いいただくのがおすすめです。
この成分はどんな化粧品に使われていますか?
主にオーラルケア成分の目的で化粧品に配合されており、歯磨き粉、マウスウォッシュなどの製品に含まれています。このほか、スキンコンディショニング(肌の調子を整える)や肌を落ち着かせるとしての働きもあります。
塩化ストロンチウムの規制状況を教えてください
この成分はEUでは化粧品への使用が禁止されています。イギリスでは配合量や使用条件に制限があります。一方、日本・アメリカでは使用が認められています。
この成分が使えない場合、代わりに何が使われますか?
規制がある地域では、同じような効果を持つ別の成分に置き換えられることが一般的です。オーラルケア成分の機能を持つ代替成分は複数存在します。購入時にはお住まいの国の規制に適合した製品を選ぶようにしましょう。
この成分の規制情報はどこで確認できますか?
各国の公式サイトで最新の規制情報を確認できます。EUはCosIngデータベース、アメリカはFDAの化粧品ページ、日本は厚生労働省の化粧品基準、韓国はMFDS(食品医薬品安全処)が主な情報源です。このサイトの情報は定期的に更新していますが、最新の規制状況は公式ソースでご確認ください。
免責事項
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