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トリエタノールアミン (TRIETHANOLAMINE)

INCI名 TRIETHANOLAMINE
CAS番号 102-71-6
🇪🇺 使用禁止
🇺🇸 使用可
🇯🇵 使用可
🇰🇷 データなし
🇬🇧 制限あり

よく配合される製品タイプ

🧴保湿ケア🫧洗浄料🌸香料・香水

概要

Triethanolamine (TEA) is a pH adjuster and emulsifier used in cosmetic creams and lotions. The EU limits it to a maximum of 2.5% and requires a product pH ≤ 9. It can form nitrosamines when combined with nitrosating agents, which is why products containing TEA must not include nitrosating agents. IARC classifies TEA as Group 2B (possible carcinogen) at very high doses in animal studies.

別名: TEA、trolamine、2,2',2''-nitrilotriethanol、trihydroxyethylamine

主な効果・肌への働き

この成分は主に洗浄や乳化、泡立ちのために使われ、肌への直接的な美容効果が主目的ではありません。 EUでは安全性上の懸念から化粧品への配合が禁止されています。

参考研究

  • CIR Expert Panel (2013): TEA safe in cosmetics at ≤5% when products do not contain nitrosating agents
  • IARC Group 2B: Possible carcinogen at very high doses in animal studies; not established to be carcinogenic at cosmetic-use levels

肌相性評価

コメドジェニック評価(毛穴詰まり)

0/5

一般的な使用濃度ではコメドジェニック性なし。

出典: CIR Expert Panel

刺激性評価

2/5

低〜中程度の刺激性。高濃度またはニトロソ化剤存在下でのニトロソアミン形成の可能性が主な懸念。

出典: CIR Expert Panel; published literature

一般的な配合濃度

一般範囲

0.5–5%

最適濃度

1–2.5% (EU limit)

実際の配合量は、製品タイプや目的、各地域の規制条件に応じて調整されます。 EU向けの化粧品には配合できません。 英国向け製品では上限濃度や使用条件の確認が必要です。

相性の良い成分 / 注意が必要な組み合わせ

相性の良い成分

fatty acids (forms soaps/emulsions)carbomers

組み合わせを避けたい成分

ニトロソ化剤 (N-nitroso compounds formation)high concentrations of amines

保湿成分や整肌成分、一般的なベース処方とは組み合わせやすい傾向があります。 避けた方がよい組み合わせがあるため、併用時は相互作用を確認してください。 EUでは化粧品成分として使用できません。

よく配合される製品

保湿クリームクリームローション日焼け止め洗顔料

グローバル規制サマリー

主要な国際市場における現在のステータス概要。

🚫 1カ国で禁止
⚠️ 1カ国で制限
✅ 3カ国で許可/その他

地域別の詳細ステータス

地域 ステータス 最大濃度 使用条件 出典
🇪🇺 EU 使用禁止 - - 公式 ↗
🇺🇸 アメリカ 使用可 - - 公式 ↗
🇯🇵 日本 使用可 - - 公式 ↗
🇰🇷 韓国 不明 - - 公式 ↗
🇬🇧 イギリス 制限あり - EU規制に準拠(III/62) 公式 ↗

🌍 規制が国によって異なる理由

地域ごとの規制差は、安全性評価の考え方や用途分類、公表制度の違いによって生じます。 EUでは化粧品への配合が禁止されています。 英国では濃度や剤型、使用条件に制限があります。 日本と米国では現時点で化粧品成分として使用が認められています。 韓国は公開情報が限定的で、最新の公的資料による個別確認が必要です。

規制分析

地域間の一致度

規制判断が大きく分かれている

EUでは禁止されていますが、アメリカ・日本では使用が認められています。

カテゴリ内の位置づけ

同じpH調整カテゴリには41種の成分が登録されています。そのうち100%はいずれかの主要市場で禁止されています。

規制の厳しさ

1.EU禁止
2.イギリス制限あり
3.アメリカ許可
4.日本許可

🌿 由来・天然源

エチレンオキシドとアンモニアから生産される合成化合物。自然界には存在しない。

🏭 製造方法

制御条件下でエチレンオキシドとアンモニアを反応させることにより生産される。モノ-、ジ-、トリエタノールアミンの混合物を形成する。

💄 化粧品での用途

クリームおよびローションのpH調整剤として使用される。ニトロソ化剤と組み合わせるとニトロソアミンを形成する可能性がある。EUでは最大5%に制限。

pH調整 香料 洗浄 乳化

🔬 その他の用途

セメント添加剤、金属加工液、ガス脱硫、医薬品中間体として使われている。

💡 豆知識

  • ニトロソアミン汚染の懸念によりEU規制が導入された:TEAが存在する場合、製品にニトロソ化剤を含んではならない
  • TEAは化粧品で使用された最初のpH調整剤の一つで、20世紀初頭にさかのぼる
  • 安全性の懸念にもかかわらず、効果とコストの低さから広く使用され続けている

データソース

  • EU Cosmetics Regulation 1223/2009 Annex III entry 62
  • CIR Expert Panel (2013) – Safety Assessment of Triethanolamine
  • IARC Monograph Vol. 77 – Group 2B classification for TEA

最終データ確認: 2026-04-12

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よくある質問(FAQ)

トリエタノールアミンはEUとアメリカで扱いが違うのはなぜですか?

EUでは「疑わしいものは禁止」という予防原則に基づいて、この成分の化粧品への使用を禁止しています。一方、アメリカのFDAは「禁止するだけの十分な証拠がない」として使用を認めています。同じ成分でも、各国の規制機関がリスクをどう評価するかによって判断が分かれることがあります。

トリエタノールアミンは日本の化粧品に入っていても大丈夫ですか?

日本の厚生労働省はこの成分を独自に評価し、化粧品への使用を許可しています。EUでは禁止されていますが、これは各国の規制基準や評価手法の違いによるものです。気になる場合は、成分表示を確認したうえでお使いいただくのがおすすめです。

この成分はどんな化粧品に使われていますか?

主にpH調整剤の目的で化粧品に配合されており、さまざまな化粧品・パーソナルケア製品などの製品に含まれています。このほか、香料や洗浄用界面活性剤としての働きもあります。

トリエタノールアミンの規制状況を教えてください

この成分はEUでは化粧品への使用が禁止されています。イギリスでは配合量や使用条件に制限があります。一方、日本・アメリカでは使用が認められています。

この成分が使えない場合、代わりに何が使われますか?

規制がある地域では、同じような効果を持つ別の成分に置き換えられることが一般的です。pH調整剤の機能を持つ代替成分は複数存在します。購入時にはお住まいの国の規制に適合した製品を選ぶようにしましょう。

この成分の規制情報はどこで確認できますか?

各国の公式サイトで最新の規制情報を確認できます。EUはCosIngデータベース、アメリカはFDAの化粧品ページ、日本は厚生労働省の化粧品基準、韓国はMFDS(食品医薬品安全処)が主な情報源です。このサイトの情報は定期的に更新していますが、最新の規制状況は公式ソースでご確認ください。

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免責事項

当サイトの情報は教育および情報提供のみを目的としており、医学的アドバイスを意図したものではありません。政府の公式データベースに基づき正確を期していますが、化粧品規制は頻繁に変更されます。コンプライアンスについては、常に専門家に相談するか、最新の公式規制文書を参照してください。当サイトの情報に基づいて行われたいかなる行動についても、当社は責任を負いません。