ラノリンアミドDEA (LANOLINAMIDE DEA)
よく配合される製品タイプ
概要
Lanolinamide DEA is a lanolin-derived diethanolamide used as an emulsifier and emulsion stabilizer in moisturizers and creams. It combines the skin-conditioning properties of lanolin with DEA surfactant functionality. The EU bans it due to the DEA component's potential to form nitrosamines. Japan and the US permit its use.
別名: lanolin acid diethanolamide、lanolin fatty acid diethanolamide
主な効果・肌への働き
この成分は主に洗浄や乳化、泡立ちのために使われ、肌への直接的な美容効果が主目的ではありません。 EUでは安全性上の懸念から化粧品への配合が禁止されています。
参考研究
- • EU Annex III/60: Restricts lanolinamide DEA due to DEA component's nitrosamine formation potential
- • Lanolin literature: Lanolin fatty acids are well-established skin conditioners with similarity to human sebum
肌相性評価
コメドジェニック評価(毛穴詰まり)
ラノリン成分に由来する中程度のコメドジェニック性。0-5スケールでスコア2。個人差あり。
出典: Published comedogenicity literature (lanolin derivatives)
刺激性評価
一般的な使用濃度では刺激性は低い。ラノリン成分がラノリンアレルギーの個人で感作を引き起こす場合がある。
出典: Published literature
一般的な配合濃度
一般範囲
1–5%
最適濃度
2–3%
実際の配合量は、製品タイプや目的、各地域の規制条件に応じて調整されます。 EU向けの化粧品には配合できません。 英国向け製品では上限濃度や使用条件の確認が必要です。
相性の良い成分 / 注意が必要な組み合わせ
相性の良い成分
組み合わせを避けたい成分
注意が必要な組み合わせ
保湿成分や整肌成分、一般的なベース処方とは組み合わせやすい傾向があります。 一部の成分や高活性処方では、刺激感や安定性の変化に注意が必要です。 避けた方がよい組み合わせがあるため、併用時は相互作用を確認してください。 EUでは化粧品成分として使用できません。
よく配合される製品
グローバル規制サマリー
主要な国際市場における現在のステータス概要。
地域別の詳細ステータス
🌍 規制が国によって異なる理由
地域ごとの規制差は、安全性評価の考え方や用途分類、公表制度の違いによって生じます。 EUでは化粧品への配合が禁止されています。 英国では濃度や剤型、使用条件に制限があります。 日本と米国では現時点で化粧品成分として使用が認められています。 韓国は公開情報が限定的で、最新の公的資料による個別確認が必要です。
規制分析
地域間の一致度
EUでは禁止されていますが、アメリカ・日本では使用が認められています。
カテゴリ内の位置づけ
同じ乳化安定カテゴリには35種の成分が登録されています。そのうち91%はいずれかの主要市場で禁止されています。
規制の厳しさ
🌿 由来・天然源
ラノリン(羊の毛脂)とジエタノールアミンの組み合わせに由来する。ラノリンは羊の皮脂腺から分泌される天然ワックスで、羊毛を風雨から守る。
🏭 製造方法
ラノリン脂肪酸とジエタノールアミン(DEA)の反応で製造される。まず生羊毛の洗浄でラノリンを得て、次に脂肪酸をDEAと反応させる。
💄 化粧品での用途
主に乳化安定、洗浄、乳化などの目的で化粧品に配合されます。 ただし、EU向け化粧品には配合できません。
🔬 その他の用途
ラノリン自体は革の保湿、防錆、靴墨、各種機械用途の潤滑剤として使用される。
💡 豆知識
- •ラノリンは人間の皮脂に非常に似ているため、他の天然ワックスよりも皮膚に浸透しやすい
- •羊1頭から毛刈り時に年間約250〜300gのラノリンが得られる
- •EUが禁止したのはラノリンではなくDEA成分のため。DEAは他の成分と反応して有害なニトロソアミンを生成する可能性がある
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データソース
- •EU Cosmetics Regulation 1223/2009 Annex III entry 60
- •NTP DEA studies (1999) – basis for DEA compound restrictions
- •Lanolin skin compatibility literature
最終データ確認: 2026-04-12
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よくある質問(FAQ)
ラノリンアミドDEAはEUとアメリカで扱いが違うのはなぜですか?
EUでは「疑わしいものは禁止」という予防原則に基づいて、この成分の化粧品への使用を禁止しています。一方、アメリカのFDAは「禁止するだけの十分な証拠がない」として使用を認めています。同じ成分でも、各国の規制機関がリスクをどう評価するかによって判断が分かれることがあります。
ラノリンアミドDEAは日本の化粧品に入っていても大丈夫ですか?
日本の厚生労働省はこの成分を独自に評価し、化粧品への使用を許可しています。EUでは禁止されていますが、これは各国の規制基準や評価手法の違いによるものです。気になる場合は、成分表示を確認したうえでお使いいただくのがおすすめです。
この成分はどんな化粧品に使われていますか?
主に乳化安定剤の目的で化粧品に配合されており、クリーム、乳液、ファンデーションなどの製品に含まれています。このほか、洗浄用界面活性剤や界面活性剤としての働きもあります。
ラノリンアミドDEAの規制状況を教えてください
この成分はEUでは化粧品への使用が禁止されています。イギリスでは配合量や使用条件に制限があります。一方、日本・アメリカでは使用が認められています。
この成分が使えない場合、代わりに何が使われますか?
規制がある地域では、同じような効果を持つ別の成分に置き換えられることが一般的です。乳化安定剤の機能を持つ代替成分は複数存在します。購入時にはお住まいの国の規制に適合した製品を選ぶようにしましょう。
この成分の規制情報はどこで確認できますか?
各国の公式サイトで最新の規制情報を確認できます。EUはCosIngデータベース、アメリカはFDAの化粧品ページ、日本は厚生労働省の化粧品基準、韓国はMFDS(食品医薬品安全処)が主な情報源です。このサイトの情報は定期的に更新していますが、最新の規制状況は公式ソースでご確認ください。
免責事項
当サイトの情報は教育および情報提供のみを目的としており、医学的アドバイスを意図したものではありません。政府の公式データベースに基づき正確を期していますが、化粧品規制は頻繁に変更されます。コンプライアンスについては、常に専門家に相談するか、最新の公式規制文書を参照してください。当サイトの情報に基づいて行われたいかなる行動についても、当社は責任を負いません。